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埼玉医科大学国際医療センターが、MR画像誘導放射線治療装置「MRIdian リニアック放射線治療システム」を採用

MRIdianリニアック放射線治療システム

【クリーブランド2022年7月19日PR Newswire=共同通信JBN】ViewRay, Inc. (NASDAQ: VRAY) は、埼玉医科大学国際医療センターが同社のMRI ガイド放射線治療システム「MRIdianリニアック放射線治療システム(以下、MRIdian)」を購入したことを発表した。

MRIdianの導入により、埼玉医科大学は、膵臓がん、前立腺がん、肺がん、肝臓がん、乳がん、オリゴ転移性がんなど、個別化治療を希望するがん患者さんに対して、MRIガイド下放射線治療技術を提供することが可能になる。

埼玉医科大学国際医療センターは、2022年12月にMRIdianシステムを導入し、2023年初頭から治療を開始する予定である。同センターは、MRIdianのリアルタイムトラッキングと自動ビームゲーティング技術を活用して定位放射線治療(SBRT)をサポートし、複雑な症例の治療に取り組む予定だ。埼玉医科大学の研究者が特に関心を寄せている適応症は膵臓がんと前立腺がんで、多施設共同国際研究病院試験への参加も希望している。

放射線腫瘍科診療部長の加藤眞吾教授は、「患者さんの安全性と満足度を重視した質の高い医療を目指す当院にとって、MRIdianはがん治療分野での理想的な製品と言える。MRIガイダンスのもとで腫瘍を可視化・追跡してビームをリアルタイムで制御し、治療法を患者ごとの解剖学的変化や腫瘍の変化に適応させることができるため、患者中心の治療をサポートし、この地域の患者に大きな利益をもたらすだろう。」と述べた。

MRIdianは、MR画像により解剖学的可視化に優れ、患者が治療台に乗ったまま放射線治療計画を適応させることができる。この組み合わせにより、医師はリスク臓器や健康な組織への不必要な放射線被曝を避けるために、厳しい治療マージンを設定でき、マーカーを埋め込むことなくアブレーション照射を行うことができる。また、標的やリスク臓器をリアルタイムで連続して追跡することにより、標的がユーザーの定義したマージンの外に出た場合、放射線ビームの自動ゲーティングを可能にする。これにより、標的に所定の線量を照射しながら、周囲の正常組織や重要な構造物を温存することができ、従来の放射線療法に伴う毒性を最小限に抑えることができる。

現在、53台のMRIdianシステムが世界中の病院に設置され、さまざまな固形腫瘍の治療に利用されており、現在行われている数多くの研究活動から注目されている。MRIdianは数 百件の査読済みの論文、関連学会の抄録および発表の対象になってきた。2万4000人を超す患者がMRIdianによる治療を受けた。MRIdianを使用している施設リストは以下を参照:https://viewray.com/find-mridian-mri-guided-radiation-therapy/

▽ViewRayについてViewRay(R), Inc(Nasdaq:VRAY)はMRIdian(R)放射線治療システムを設計、製造、販売している。MRIdianは先端放射線治療に固有の課題と臨床のワークフローに対応するため、基礎から設計した特許を持つ高解像度MRイメージングシステム上に構築されている。診断放射線医学で使用されるMRシステムとは異なり、MRIdianの高解像度MRは専用設計であり、それは高磁場が放射線ビームと相互作用する際に発生しうるビーム中心軸の偏り、皮膚毒性その他の懸念を含む特有の課題に対応するためである。ViewRayとMRIdianはViewRay, Inc.の登録商標である。

ViewRayは医療機器メーカーであり、特定の治療法を推奨するものではない。効果には個人差がある。ここに記載された効果は予測されるものではない。

▽問い合わせ先:ViewRay(R), Inc.

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